セミナー内容

ビジネスの世界は毎日が時間との戦いです。予定外の用件に振り回される、納期直前にバタバタ慌てて残業続き、その割には成果が上がらない…。誰もがこうした経験をお持ちではないでしょうか。仕事の量や計画は思い通りにいかないものですが、かたや計画を必ず実行できる人がいるのも事実です。そのような人は、「なんとなく」仕事をするのではなく、行動を計画・管理し、時間あたりの仕事量を増やす、タイムマネジメントのスキルを身につけています。難しい技術は必要ありません。少しのノウハウと、日々の行動で仕事の進め方、時間の使い方は驚くほど変えることができます。働き方改革時代の必須スキルを身につけてください。

１．なぜいま、タイムマネジメントが必要なのか？

（１）日本の労働生産性の実態
（２）個人レベルの着実な仕事の消化が、長時間労働から効率的業務への移行の鍵

２．タイムマネジメントの本質と、３つの要素

（１）タイムマネジメント（時間管理）とは「仕事の管理」
　　① 時間そのものは管理できない。「仕事」「行動」を管理する
　　② 仕事を効率的に進める３つのスキル
　　③ 質、量、投下時間のバランス最適化
　　　◆演習◆ 自分の仕事を洗い出し、ワークスタイルを分析する
（２）タイムマネジメントの３つのアプローチ

３．計画倒れを防ぐ 「スケジューリング」 のポイント

（１）To Doリストの作成
　　① To Doリストは“計画の前提”
　　② やるべき内容を、具体的に、毎日書き出す
　　③ 重要度と緊急度で優先順位付けするための判断基準
　　④ 新たに発生した仕事の対応をどうするか？
（２）１日のプランニング（計画の立て方）
　　① その日に行う仕事を決め、時間まで決めてしまう
　　② “阻害要因”を加味した作業時間を把握する
　　③ “同時進行”で動く仕事を忘れてはいけない
（３）月間スケジュールの立て方
　　① 重要案件の”デッドライン“を強く意識する
　　② 1ヶ月を俯瞰することで仕事を前倒しで進める
（４）計画倒れを防ぎ、スケジュール通り進めるためのポイント
　　① 「割り込み仕事が…」中断への対処方法
　　② 生産性を上げるための“適度なプレッシャー”のかけ方
　　③ 他人のアウトプットが必要な仕事は重要度を上げよ
　　④ 計画を行動に移すためのチェックポイント

４．使える時間を増やすコツ、ムダな時間を減らす方法

（１）細かな時間も無意識に使わない！有効活用するポイント
（２）割り込みの影響を最小限に！自分の時間を防衛するために
（３）細切れの時間を上手に使うコツ
（４）過剰品質をなくす
　　① 発注者のニーズを“言葉で”確認する方法
　　② 聞き手の思考をふまえたコミュニケーションで、仕上がりイメージを共有する
　　③ “促進”、“推進”、“向上”、“徹底”...　曖昧な言葉は使いっぱなしにしない
　　④ 必要性、重要性を上手に評価するには？
（５）会議、打合せを効率的に進める