図面チェックの進め方
セミナー内容
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「図面の寸法誤りで不良品を出した!」― 軸径φ30をφ20で指示したり、ねじ穴の寸法M3をM5で指示したり、公差や仕上げ記号を書き忘れたり。このような経験は製図をしている方なら、誰でもあることではないでしょうか。出来の悪い図面は、部品の作り直しや余計な追加作業を招き、せっかくの利益を食いつぶします。製図は人間が行っている作業ですので、うっかり見逃しや計算ミス、思い過ごしによるミスが介在します。そのようなミスを防ぐためにも、まずは製図者自身がきちんと検図を行う必要があります。検図を行う際のポイントは、思い込みを排除して、いかに客観的に行えるかという点にあります。客観性を確保するにはチェックシートに基づいて検図を行うことが有効です。チェックシートをどのように作成し活用すれば図面の不良を極力減らせるか?講師の実体験をもとに、新人・若手設計者の視点でチェックシートの作成と活用のノウハウを解説します。もちろん、検印・承認する立場の上位者にもお勧めの研修です。
- 1. 検図における基本的な考え方
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(1) 検図の重要性と目的
(2) ミスの原因・種類・防止策
(3) 検図作業で必要な知識
(4) 最も重要なものはセルフチェック
- 2. 検図でチェックリストは必須アイテム
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(1) チェックリストの役割
(2) チェックリストは自前が基本
(3) 検図のタイミング
(4) 単純、簡単、明快なリストにすること
- 3. チェックシートで図面のミスを防止しよう
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(1) チェックリストにおける『良い設問』『適さない設問』
(2) より効果があがる検図チェック項目
(3) 現場と同じ目線で考えるチェックリストとは?
- 4. 検図チェックシートの作り方 (チェックリストのPDCA)
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PLAN(計画・作成)
・『うっかりミス』…が発生する要因、それを防ぐチェック項目 指示ミス/記入漏れ/計算ミス/数量間違い・・・
・『仕様の見落とし』…が発生する要因、それを防ぐチェック項目
・『部品干渉』…が発生する要因、それを防ぐチェック項目
・『寸法/幾何公差』…間違いが発生する要因、それを防ぐチェック項目
・『購入部品』『材料選定』…間違いが発生する要因、それを防ぐチェック項目
・『形状不備』『組付不良』…が発生する要因、それを防ぐチェック項目
DO(実行) チェックシートの運用テクニック
CHECK(確認) ミスが発生した履歴を残す / チェックリストで進む標準化
ACT(改善) チェックリストの効果を検証する / 再発防止のための改善
- 5. チェックシートの有効活用法
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(1) チェックシートの上手な使い方の手順
(2) 検図漏れが発覚した場合の対応
(3) 自信を持ってミスのない図面を出そう
(4) 演習 実際にチェックシートを活用してみよう
セミナー要項
名称 | 図面チェックの進め方 |
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開催日 | 2021年12月15日(水) |
開催時間 | 午前9時45分~午後4時45分 |
開催場所 | 大阪府工業協会 研修室 |
定員/申込締切日 | 50名/2021年12月13日 |
価格(税込み) | 26,400円(会員)/31,900円(非会員) |
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